実にレトロなタイトルになってしまいました(笑)
2024年に廃止になってしまうマイラインですがここではとりあえずマイラインとは何だったのかを振り返ってみましょう。
1985年の通信自由化を受けて高すぎる固定電話料金を中継区間のみ自社の回線を使用することにより安く利用できるようにしたのが新電電と呼ばれる新規参入キャリアでした。
(日本テレコム、DDI、日本高速通信など)
これはユーザが付加番号(0088とか0077)をダイヤルすることで利用する電話会社を選択できるサービスですが、手回しでユーザがダイヤルすることはハードルが高いのでLCR(Least Cost Routing)機能を搭載したアダプタを電話回線と電話設備の間に設置することにより強制的に番号を付加することができました。
このアダプタを無料で設置することでユーザの利便性を高めるための施策だったのですが、一部の販売代理店が勝手に自社アダプタに交換したりしたため社会的な問題となり規制が強化され、電話主装置側に同LCR機能が搭載されるにつれアダプタ設置活動は下火になっていきました。
1999年のNTT分割後、標準で市内・県内市外がNTT地域会社、市外がNTTコミュニケーションズに接続される仕様になったため公正を期すために実施されたのがマイラインです。
ではマイラインとはなんでしょう。
マイラインってなーに?
さてマイラインとは一体なんでしょう。
以下はマイライン事業者協議会からの説明です。
【マイラインとは~電話会社をあなたが選ぶサービスです】
電話会社選択サービス「マイライン」・電話会社固定サービス「マイラインプラス」は、電話をもっと便利にご利用いただくためのサービスです。
あらかじめご利用になる電話会社を登録していただくことにより、従来必要だった「00XY」などの電話会社の識別番号をダイヤルする必要がなくなりますので、これまで以上に電話を手軽にご利用いただけるようになります。
〈マイライン〉
あらかじめご利用になる電話会社を登録していただくことにより、通話の際には電話会社の識別番号をダイヤルせずに、その電話会社をご利用いただけるサービスです。
ただし、通話ごとに電話会社の識別番号をダイヤルした場合には、その電話会社のご利用となります。
また、ACRなどの機能つき電話機をご利用の場合も、登録内容にかかわらず、電話機が選択した電話会社のご利用となります。
<マイラインプラス>
いつでも同じ電話会社をご利用になりたい方には、電話会社固定サービス「マイラインプラス」もご利用いただけます。
このサービスでは、通話ごとに電話会社の識別番号をダイヤルしても、登録された電話会社のみのご利用となります。
というように、同じ登録するにも随時選択できるマイラインと固定的に電話会社が選択されるマイラインプラスの2種類がありました。
各キャリア、もしくはその代理店さんは当然固定化して利用してもらえるマイラインプラスを登録してもらえるように頑張っていたわけです。
マイラインプラスに登録した電話回線から他キャリアに架電する場合には解除番号を押下するというめんどくさい手順が必要でした。
おまけですが1990年代の番号付加アダプタのころはマイラインの考え方がありませんでしたので登録という手順が存在しません。そのため強制的に番号を付加する必要があったのですね。
と、今日はここまでです。自戒。。次回をお楽しみに。(変換間違え時に怖い)
江戸東京博物館へ行こう!
さて先日、設備老朽化のため大改修を行うため4月より令和7年まで休館が決まっている江戸東京博物館に行ってまいりました。
以前から触れているように現在浮世絵にはまっていて、見たくなった時に何年も見られないの嫌だなぁとの気持ちで行ってまいりました。
浮世絵自体は撮影できなさそうでしたので写真は展示のみです。
しかし実際に見る浮世絵の質感はとてもワクワクします。
社会科見学の小学生が走り回る中、小学生以上に勉強してまいりました。楽しかったです。
まだ休館まで1か月ありますのでよろしければ皆さんもぜひ。
すみだ北斎美術館にも行ってきましたがこっちは撮影可なのがこの絵だけでした。
でも北斎はやっぱりすごい!を再確認しました。
では。
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