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読書の愉しみ、あるいは古本の悦び

カオール!皆さん読書はされていらっしゃいますか?
読書はいいですねぇ、どんなジャンル・カテゴリーの本を読むかはその人によっても違うと思いますが自分はSFを筆頭に、日本古典~平家物語や太平記などの読み下し文を現代語訳参照で読むのが好きです~、最近は浮世絵関連などが主なところです。
好きな人もいらっしゃるようですがビジネス本関連は社会人になったころ数冊読んで以来全く読んでいません、あれが役に立つとか思えませんでした。
というより、役に立たせるためにする読書なんて苦痛でしかありません。
読書とは自分を広げるためにする行為であり、他人の考えを押し付けられるためにするものではないと思っています(もちろんそうじゃない方もいらっしゃるでしょうが)

で、最近読んだものでちょっと気になったのを1冊。

河出書房新社発行

図説 本の歴史・樺山紘一編 河出書房新社

浮世絵関連の本を図書館で予約しまくっていたら見つけた1冊。
このフクロウの本図説シリーズは大体100ページ強くらいなのに情報量がえぐいです。
紙の歴史から始まって本の未来まで(端折りすぎてますが)様々な本の歴史・形態が語られます。
大見出しだけでも拾ってみましょう。

1章、書物という仕組みは
2章、本が揺り籠から出る
3章、書物にみなぎる活気
4章、本の熟成した味わい
5章、書物はどこへ行くか

この中に紙、紙以前の木簡・竹簡、四書・五経、アレクサンドリアと長安、グーテンベルグ、百科全書、江戸の貸本屋、解体新書、著書権と著作権などなどなどなど
ね、面白そうでしょ。
この手の本は比較的図書館で入手しやすいので是非探してみてください。

思えば読書が好きになったのは忘れもしない小学5年生のお誕生日会で友達のO君にもらった火星のプリンセス。

今でも時々読んでます

その時もらったのはこの文庫本ではなく絵本的な奴だったと思いますがここからSF(これはSFじゃないっていう人もいますけど)にドはまりしたのですよ。
同じくバローズの金星シリーズ、ペルシダーシリーズ、そしてターザンシリーズ。
またはスペースオペラならレンズマン、キャプテン・フューチャー、ノースウェスト・スミスなど絢爛豪華な小説たち、時代は進んでニューウェイブやサイバーパンクとまぁどんとこい状態は数十年に渡ってぶれることなく続いております。
今読んでいるのは「弊機」が活躍するマーダーボット・ダイヤリーシリーズです。
この数年で一番キャラが立った主人公です、面白いですよ。

日本版の表紙はいまいちです

そんな読書数の9割を占有するSFですがすべて購入すると間違いなく破産します。
今は文庫本でも1,000円超えが当たり前ですし新刊のハードカバーだったりすると3,000円くらいは普通ですので。
そんな貧乏人のためにあるのが古本屋。とても強い味方です。
キャプテン・フューチャーに従うオットーとグラックみたいなもんですね。
もしくはカーク船長と喧嘩しながら助け合うミスタースポックと言えばわかりやす。。(くないか)

ちなみに古本を漁りに行くのはいつもここです。
ここをスタートに神保町をぐるっと巡って最後はディスクユニオンで締めるのが楽しい休日です。

いつもお世話になっております

 東京都千代田区神田神保町2-5-4 @(アット)ワンダー さんです。

店名のリンク先に飛んでいただければどれだけSFなのかよくわかります。
ブログのトップ記事は2037年に書かれた(書くはずの?)ものです、さすがです。
で、先日神保町の3年ぶりに復活した古本市で数冊購入したのですがその中にこんなものが入っていました。

なんと郵便番号3桁

創元推理文庫の「ギャラクシー(上):フレデリック・ポール他編」に挟まっておりました
思わず声が。。「郵便番号3桁やん!」←調べてみた

〈日本の郵便番号〉
日本では自動読み取り区分機の採用などによる郵便事業のオートメーション化を推進するため、1968年(昭和43年)7月1日に3桁 (NNN) または5桁 (NNN-NN)の郵便番号が導入された。この番号は集配事務を行う郵便局に対して割り当てられるものであり、当時の輸送手段の中心であった鉄道路線網を用いた鉄道郵便輸送の路線・経路の駅順を元に大規模局では3桁、それ以外の局では5桁であった。1998年(平成10年)2月2日には、それまでの郵便番号の末尾に4桁または2桁を付け加えた7桁 (NNN-NNNN) の郵便番号が導入開始となり、町域や大型ビルの階層までも個別の郵便番号で指定できるようになった。番地とあわせてバーコード化することで、区分機により郵便物を配達順にまで並び替えることができるようになり、効率よい配送を実現している(郵便局内で宛名のところに肉眼ではほぼ見えない特殊な透明インクでバーコードを印字する場合(局内バーコード、およびIDバーコード)と、ダイレクトメールなどの大口差出の際、差出側で宛先と同時に肉眼で見える形で印字する場合(カスタマバーコード)がある)。郵便番号7桁化に伴い、従来の5桁仕様の封筒・はがきなどに貼り付ける新郵便番号枠シールが全国の郵便局窓口で1997年(平成9年)11月から翌1998年(平成10年)11月にかけて無料配布された。1998年(平成10年)12月1日までに、従来の旧5桁郵便番号枠の製品がすべて新7桁郵便番号枠のものに切り替えられ、郵便番号7桁化が完了した。なお、1998年(平成10年)の年賀はがきは差出人の郵便番号枠のみ7桁のものが、翌1999年(平成11年)以降は宛先・差出人とも新7桁郵便番号枠のものが発行された。<Wikipediaより>

とするとこのハガキは1998年以前のものということか。
ちなみに切手は40円。ハガキの郵便料金が40円だったのは1981年から1989年までのようです。
どうやらほぼ間違いなく昭和の古本だったようですね。

ということで本日はここまで。
さらばーい(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪


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